長らくWacom製品を使ってきました。 Wacom27インチを使っていた時はともかくデカくて重い。左手でショートカットキーをタイプするのでタブレット上に小型のキーボードを置いて作業する羽目になっていましたし、発熱はなかなかのものでした。何より姿勢を道具に合わせるのは快適とは言えません。 取り回し易さを考えて16インチに買い替えましたがこれが小さい。作業は出来るのですが腕のストロークを使って描くのはまず不可能でしたしちょっとズームすると画面全体が見れなくなるため仕上がりにムラが出来やすい。 そして上記2機種に共通することですが、タッチ機能は誤動作するのでどうせ切りますし16インチは右利きの人間は右上のボタンが誤動作しやすい。何より今日日どのモデルにも大体付いてるファンクションキー、これが兎に角使わない。会社や出先ではまず例外なくキーボードとタブレットの組み合わせで用意されていますから自宅作業でもそれに慣れていないと家の環境でしか作業できないなんてことになりかねない。何より値段が高い。相応に良いものなのは解りますが道具相手に気を遣って仕事なんてしたくありません。 そこで19インチという程よい大きさでまぁ納期が近い時期に故障してもリカバリーが効き易い値段のこちらを試してみることにしました。期待はしていませんでしたし、使い捨てぐらいの気持ちでいましたが、結論から言ってこれは良いものです。 まずケーブルですが本体は電源、ディスプレイ、USBの3本のケーブルで接続されることとなりこの点はWacomは本体1本からの枝分かれなのでWacomのが幾分スマートです。接続位置ですが本体の裏にあり邪魔になりません。素材は第一印象、プレステの感触と近いです。プラスチックで、軽量、金属質で詰まってる感のあるWacomと対照的に空洞感のある本体です。そのためか発熱が無いに等しいです。値段が値段ですから発熱は仕方ないと思ってたんですがこれは思わぬ誤算でした。重量はかなり軽いですね。ファンクションキーやタッチ機能はありません。故に誤動作に気を遣う必要もなく、キーボードをすぐ左に置いて作業できます。電源ボタンやメニューボタン類は下部にあり、誤って押すことは無いです。描き味は問題なし。その点に妥協が無いのは好印象です。ペンの独特の沈み込みは数十分で忘れるレベルで慣れました。画面は微妙に滑りますが描き味向